操作方法
注意
本機は長さ76mm、幅26mm、厚さ0.9~1.2mmのスライドガラスと長さ18mm、幅18mmのカバーガラスを使用する前提で設計されています。これ以外のスライドガラスやカバーガラスを無理に使用すると本体故障やけがの原因となります。

1. 標本の準備

カバーガラス・スライドガラス

 1  被検物をスライドガラスの中心に軽く一滴ほどのせます。

 2  被検物にカバーガラスをのせます。

警告
スライドガラス上のカバーガラスからはみ出した余分な水分は必ずティッシュペーパー等でふき取ってください。故障、感電、レンズの曇りの原因となる恐れがあります。

2. 観察の準備

 1  前ページの「接続方法」にしたがって、コード類を正しく接続します。

 2  パワースイッチをオンの状態にします。スイッチ上部にある緑色のランプが点灯します。テレビモニターの電源もオンの状態にして、必要に応じて外部ビデオ入力に切り換えます。なお、テレビモニターの操作方法につきましては、ご使用のテレビモニター付属の説明書をご覧ください。

3. 観察

 1  スライドガラスを挿入する前に、ピントハンドルを反時計回りいっぱいまで回しておきます。

スライドステージの中央溝にスライドガラスを挿入し、被検物をおおよそステージ中央の位置に置きます。

 2  スライドステージの中央溝にスライドガラスを挿入し、被検物をおおよそステージ中央の位置に置きます。


ピントハンドルをゆっくりと時計回りに回して、像の見える位置を探します。

 3  ピントハンドルをゆっくりと時計回りに回して、像の見える位置を探します


注意
対物レンズがカバーガラスに当たっても、スプリングが効いてショックを吸収する仕組みになっています。しかし、無理な力で回し続けるとガラスが破損し、重大なけがや故障の原因となります。

倍率の切換

倍率の切換はレボルバーを回して行います。

倍率の切換はレボルバーを回して行います。

レボルバーの写真にあるキザミの部分を持ち、クリックを感じるところまで回します。

(対物レンズは長いほど高倍率です)

ポイント

レボルバーはクリックを感じるところまで確実に回してください。

中途半端な位置で止めると正しく画像が映りません。

ダイレクトステージの使用方法

モニターで被検物を確認しながら、ダイレクトステージを観察したい位置にスライドさせます。
〇 中心にあっている

〇 中心にあっている

× ズレたまま

× ズレたまま

ポイント

なるべく平坦な場所に設置し、振動を加えないよう心がけてください。

倍率が大きいのでちょっとした振動で像がぶれて見えることがあります。

モニターで被検物を確認しながら、ダイレクトステージを観察したい位置にスライドさせます。(位置決めしやすいようグリスで動きが重くなっています)

注意
使用後・不使用時は必ずダイレクトステージを中心位置に戻してください。スライドステージのグリスにゴミ、ホコリが付着すると故障の原因となります。

対物レンズのお手入れ方法

ポイント

いつもクリアな映像をご覧いただくためには、ときおり対物レンズを清掃することが大切です。

 1  パワースイッチがオフの状態になっていることを確認し、コード類を外します。

 2  アルコール、または市販のレンズクリーナーを軽くしみ込ませたレンズクリーニングペーパー、シルボン紙等で対物レンズ先端部を拭きます。

対物レンズのお手入れ方法

注意
使用後・不使用時は必ずダイレクトステージを中心に戻し、ダストカバーを被せてください。精密機器ですので室内のゴミ、ホコリが付着すると故障の原因となります。
忘れないで!